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板垣 亘; 青山 卓史
no journal, ,
高速実験炉「常陽」では、計測線付実験装置(MARICO-2)との干渉による回転プラグ燃料交換機能の一部阻害事象が発生している。本事象にかかわる炉容器内観察においては、ナトリウム液位を集合体の頂部レベルまで低下させ、炉容器内に挿入したファイバースコープ等を用いて炉内燃料貯蔵ラック上に突き出たMARICO-2試料部の詳細状況や各集合体の頂部の状況等を確認し、MARICO-2試料部回収装置の設計に必要なデータの取得及びルースパーツの有無の確認等を行った。今後は、MARICO-2駆動部が設置されている炉心上部機構の下面位置まで遠隔でアクセス・観察可能な新たな装置の設計・製作を進め、遠隔操作を含む炉容器内観察技術に関する知見を得るとともに、MARICO-2の回収,補修等の作業を行い、高速炉の炉容器内観察・補修技術の開発を推進する。
青山 卓史; 板垣 亘
no journal, ,
高速実験炉「常陽」は、1977年のMK-I初臨界後、MK-II炉心への改造、さらにはMK-III改造による照射能力向上を達成し、2007年に初臨界から30周年を迎えた。現在「常陽」では、高速増殖炉の実用化に向けた燃料・材料開発のための照射試験を行っており、温度制御型材料照射装置(MARICO)を用いたODS鋼のインパイルクリープ試験,MA含有MOX燃料の照射試験等を実施した。また、核融合材料の照射試験や原子炉ニュートリノ実験等の学術利用も行われているほか、軽水炉等の高速炉開発以外の原子力分野や広範な科学分野における研究開発への道を拓くため、照射機能をさらに拡大するための研究開発を進めている。